転職活動は時期によって特徴があります。

求人数や応募者の数など具体的にどのような違いがあるのか気になる。

そんな方はぜひ参考にしてみてください。

今回は転職の時期によってどのような違いがあるかについてのお話します。

 

月によって転職の成功率は変わるか?

はじめにお伝えしておくと、月によって転職の成功率というのは変わりません。

成功する方法で転職活動をしている人は成功するし、失敗する方法で転職活動をしている人は失敗するのです。

僕は転職するなら一番成功しやすい時期にしようと考えてましたが、結局のところ重要なのは時期ではなく転職の方法だと気づきました。

ただ月によって求人数・応募者数の増減はあるので、意識すべきところは月によって多少変わります。

やっぱり知っているか・知ってないかで言ったら知っていた方が良いでしょう。

 

月別の転職活動の環境

1年を通して、月別でどれほど転職の環境が変わるのかまとめました。

 

1月の転職

1月の転職環境は、年が明けて少しずつ求人が増えてくる時期。

特に新年度に向けた4月採用から働いてもらおうと考えている求人が多くなります。

1月は多忙な企業も多いので、面接の予定などが先送りになったりとスローペースの転職活動になりやすいです。

スピードは遅くなりますが、その分だけ丁寧に転職活動ができるかもしれません。

 

2月の転職

2月の転職環境は、1月よりも更に求人が増えます。

この時期も4月採用に向けた企業が多いです。

応募者も増え始めているので、求人が増えたからと言って倍率はあまり変わりません。

ただ求人が増える分だけ選択肢が増えるので、働きたいと思える企業に出会える確率は上がります。

 

3月の転職

3月の転職環境は、2月と同じくまだまだ求人数が多いです。

応募者も多いので2月との変化はあまりないでしょう。

この時期も多くの企業が4月から働いてもらうことを考えているため、面接日などのペースとしては早く進んでいく傾向にあります。

 

4月の転職

4月の転職環境は、2・3月に比べると求人数は減少傾向にありますが、まだまだ多いです。

そして4月は転職をする上で穴場の時期でもあります。

その理由は4月くらいから応募者の数が少しずつ減ってくるからです。

また人手が必要になった等の急を要する求人の割合も多くなっていきます。

 

5月の転職

5月の転職環境は求人数が減っていく傾向にあります。

応募者もその分だけ減っているので倍率が上がるということはありません。

むしろライバルが減っているので人気がない企業については内定が取りやすくなります。

GWがあるので、その時期に準備をしっかり行えば内定を取るのは簡単です。

 

6月の転職

6月の転職環境としては求人数、応募者数が共に少ない傾向にあります。

転職活動も他の時期と比べて長くなることを覚悟しておきましょう。

転職では、すぐに転職先が決まらなくても良いから1社ずつ丁寧にやろうと考えることが重要です。

そういう意味では焦らなくて済む6月は転職活動に向いているかもしれません。

 

7月の転職

7月の転職環境は、6月と同じく求人数、応募者数が共に少ないです。

6月と比べて求人が多くなることもありますが、8月でまた求人は減るので7月も転職活動は長い目で見た方が良いでしょう。

ただこういう求人が少ない時期に限って優良な企業を見つけられたりするものです。

求人が多い時期は企業を選定するのも時間がかかってしまいますからね。

 

8月の転職

8月の転職環境は、求人数、応募者数が少ないに加えて、転職活動が更に長くなりがちです。

お盆休みが挟むため、採用側が忙しくなりますし、スケジュールも合わせづらくなります。

9月に向けた転職活動の準備を進めておいた方が無難かもしれません。

8月は転職の準備が一番整えやすい時期ではあります。

 

9月の転職

9月の転職環境は、求人数が跳ね上がります。

この時期は新規事業をスタートする企業も多く、中途採用ニーズが高まるのです。

また9月に入るとスーツを着ていても、暑さを耐えられるくらいの気温になってます。

体力的に考えても企業をたくさん受けられる時期です。

 

10月の転職

10月の転職環境は、1年を通して求人が最も多くなります。

上半期が終わって、その状況を見て人材を補強しようとする企業が多くいるためです。

できれば9月には転職活動をスタートをしていて面接の経験をたくさん積んでいることが理想的。

11月に入ると求人も減少傾向にあるため、この時期に転職活動をしている人は10月で決めきりたいところです。

 

11月の転職

11月の転職環境は、求人数・応募者が減少傾向にあります。

とはいっても10月の募集が間に合わなかった企業などが求人を出しているので意外に狙い目の時期。

また、11月の求人は急を要するものが多く、ライバルも少ないため比較的内定は取りやすいです。

ただし、注意したいのは12月・1月は転職活動が進みづらい時期になるので、転職活動をする人にとってはここで決め切りたいタイミングでもあります。

 

12月の転職

12月の転職活動の環境は、年末モードで積極的な採用する企業が少ないです。

求人数・応募者数も激減しています。

ここで募集をかけている企業はよっぽど急を要している企業でしょう。

また、気温も寒くなるのでコートが必要になり、面接の時に持ち物がかさばりやすいです。

個人的には一番おすすめできない時期ではあります。

 

どの時期の転職が1番か?

月別で転職活動の環境を紹介していきました。

大きな特徴を表でまとめると下の通りになります。

 

求人数 応募者 特徴
1月 スケジュールがスローペース
2月 求人が豊富・ライバルも多い
3月 速攻勝負
4月 採用を急いでる企業が多い
5月 内定が取りやすい
6月 転職活動が長くなりがち
7月 転職活動が長くなりがち
8月 準備期間にするのが無難
9月 たくさん面接を受けられる時期
10月 求人数が最も多い
11月 ここで決め切りたい
12月 おすすめできない

 

個人的には、5月のGWにはじめるのが一番おすすめ。

というのも、ゆっくり丁寧に転職活動がしやすいので、転職の成功率も上がりやすいからです。

まぁ、丁寧にできるならどの時期でも全く問題ないんですけどね。

転職の時期によって成功しやすい失敗しやすいというのはないです。

時期によっての特徴はたしかにありますが、成功する・失敗するは別。

自分のスケジュールや都合に合わせて転職活動をするのが一番です。

いつまでに転職したいというのがあるなら、その3ヶ月前からスタートしておくと良いでしょう。

やってみて上手くいかないことや気づくことなんかもあると思うので、焦らないことが重要です。

成功する方法で転職活動をすれば、きっと成功するはずです。

転職活動がんばってください。