読者

転職活動ってどうやって始めればいいの?


自分

今回は転職活動の始め方について説明するね

転職をしようと思ったら何から始めればいいのでしょうか?

転職サイトに登録して、良さそうな求人があったら応募してみる。

それも手かもしれませんが、転職で成功したいならそれよりも先にやるべき事前準備があるんです。

転職活動の流れ

第1段階:応募する
第2段階:面接を受ける
第3段階:内定をもらう
第4段階:入社するか決める

→その前に事前準備することが大切!

僕は転職活動を本気で取り組んで成功することができましたが「この準備はやっといて良かった!」と実感できたものがあります。

今回は転職活動をすると決めたらまず行うべき最初の準備を、僕の体験にも基づきながら紹介します。

面倒かもしれませんが変な会社に入社してしまう方がもっと面倒なので、準備の段階から本気で転職活動に取り組みましょう。

転職活動の流れを理解しよう

転職活動を始めるにあたって、転職活動の流れを理解しておきましょう。

読者

そもそも転職活動って入社までどんな流れなんだろう?


自分

準備を始める前に少しだけ転職活動の流れについて話すね

これから転職活動をどのようにやっていけば良いのか解説します。

しかし、その前に転職活動はどのような流れなのかまとめていきましょう。

転職活動の流れは概要をまとめると下の通りです。

転職活動の流れ

第1段階:応募する
第2段階:面接を受ける(1~4回)
第3段階:内定をもらう
第4段階:入社するか決める

まずは求人に応募します。

このときに履歴書職務経歴書を提出することが多いです。

履歴書と職務経歴書の書き方については別記事で解説しているので、ここでは省略させてください。

応募をしたら、次に面接に進みます。

面接は企業によって何回するかは異なり、ほとんどが1~4回の間になります。

面接対策についても別記事でまとめていますので、参考にしてもらえれば嬉しいです。

面接を通過し、無事内定をもらったら、最後に入社するかどうか判断します。

この「応募→面接→内定→入社判断」が転職活動の流れです。

しかし、応募を始める前に必ずやらなきゃいけない準備があります。

自分

これから転職活動を始める準備について話していくね


読者

具体的に教えてほしいな~

それではこれから転職活動で、まず最初に始める準備を具体例も入れて詳しく解説します。

まずは転職活動用ノートを準備する

転職活動をすると決めてまず最初に行うこと。

それは『転職活動用ノートを買う』ということです。

読者

ノート?


自分

これから転職活動用ノートは必須アイテムになってくよ

僕はコンビニで売っている普通のA4サイズのものを使ってました。

そんなことかよ!笑

って思われるかもしれませんが、もちろんノートを買って終わりではありません。

転職活動の最初の準備段階として、これから紹介する2つをノートにまとめてください。

ノートに書くこと

α.転職の目的(6項目)
β.仮の自己分析(5項目)

1つ目の『α.転職の目的(6項目)』は”転職活動をしてあなたが何を手に入れたいのか?”を知るために書きます。

2つ目の『β.仮の自己分析(5項目)』は”自分の向いている仕事・やりたい仕事は何か?”を理解するために書きます。

注意点は、面接対策などは一切考えず自分の思った通りに書いていくこと。

これから紹介する11項目はあくまで準備です。

「α.転職の目的」と「β.仮の自己分析」をノートに書くいていくのは、転職を失敗しないための作業と考えください。

読者

なんでこの2つが転職で失敗しないための作業になるの?


自分

その理由についてもちゃんと説明するよ

今回は「α.転職の目的」と「β.仮の自己分析」を考えることが、なぜ転職で失敗しないための対策になるのかについてもお話します。

それでは、まずは「α.転職の目的」から見てみましょう。

「α.転職の目的」を決める

読者

転職の目的ってノートに書く必要あるの?


自分

ノートにまとめておかないと転職活動中に目的がブレてしまって失敗しやすくなるんだ

まずは『転職で手に入れたい目的』をなぜ決めなけければいけないのかについてお話します。

1つ目の『転職で手に入れたい目的』については転職活動で誤った判断をしないためにもノートに書かないといけません。

目的がブレると転職は失敗します。

わかりやすいように例を挙げてみましょう。

例)ライフワークバランスを良くしたかったAさん

「もっと休みたい!早く帰りたい!」と思って転職するAさんがいます。

これはAさんが「ライフワークバランスを良くする」という目的を持って転職活動をするということです。

しかし、そんなAさんが自分の興味あるエンタメ系の仕事に目が行ってしまい入社を決めてしまいました。

すると、どうでしょうか。

このような転職では、「ライフワークバランスを良くする」という目的が叶わない可能性が大きくなってしまいます。

Aさんは本来の目的である「ライフワークバランスをよくする」を意識しないで転職活動をしていため、誤った判断をしてしまったのです。

極端な例だったかもしれませんが、転職して後悔する人は些細な目的のズレが失敗の原因だったりします。

決して転職することが目的になってはいけません。

自分の”手に入れたい目的”を明確化させ、それを忘れないためにもノートに書き込みましょう。

そして今回、「転職の目的を決める」ためにまとめていく項目は6つになります。

転職の目的を決める

質問1:なぜ転職したいのか?
質問2:転職先への条件は何か?
質問3:どうなりたいか?
質問4:毎月いくら必要か?
質問5:理想の生活スタイルは?
質問6:優先順位は?

ノートに書くことで「自分にはこんな願望があったのか」と気づくきっかけにもなります。

上記6つの項目をノートに書いていくと内容が重なることもあります。

これには理由があって、各項目で何度も出てくるキーワードはあなたが特に”手に入れたい目的”だということがわかるからです。

その”手に入れたい目的”を達成するために誰もが転職活動をするはずです。

質問1:なぜ転職したいのか?

自分

まず最初に、なぜ転職したいのかについてまとめていこう


読者

転職を考えてる理由はたくさんあるよ~

まず一つ目の項目。

そもそも、なぜ転職をしたいのか?

これは目的を見失わないために書く必要があります。

僕の場合は下のように書きました。

「なぜ転職をしたのか?」の回答例

・いまの業界で一生仕事をやっていくほどの興味がない
・休みが少なく、プライベートを充実をさせたいので、土・日・祝日休みの仕事に就きたい
・周りの人の話を聞いても今の会社は変わっていると感じる

こんな感じで大ざっぱでいいので正直に書いてみましょう。

それが今のあなたの状況であり、ここに書いたものが解決できていない会社に入社してしまうと意味のない転職になってしまいます。

質問2:転職先への条件は何か?

自分

転職の条件をまとめていこう


読者

さっきと被りそう・・・

これは先ほどの『1、なぜ転職をしたいのか』と被る部分はあるかと思います。

転職先の条件ということは、ここに書いた条件が当てはまらない会社では働かないということです。

僕は3つ書きました。

「転職先への条件は何か?」の回答例

・完全週休2日制(土・日・祝日休み)
・東京都内
・残業を好まない社風

ここに書くのは、これだけは外せないという内容です。

”期待すること”ではないので気をつけましょう。

条件が多すぎると応募ができないし、企業も採用してくれないので僕は3つ以内に抑えました。

質問3:どうなりたいか?

自分

次にどうなりたいか?についてまとめていこう


読者

なんでもいいの?

この「どうなりたいか?」というざっくりした質問をしているのには意味があります。

仕事でどうなりたいか?というだけでなく「どんな生活を送りたいか?」や「どんな人になりたいか?」といういろんな視点で自分が求めているものを全て明確にします。

ここは思いつく限り、ひたすら箇条書きで書いていきましょう。

後に出てくる『6、優先順位』で内容を整理しますので自由に書いてください。

僕の書いた内容も4つピックアップします。

「どうなりたいかの?」の回答例

・土・日・祝日休みになりたい
・仕事後に映画を1本観れるほどの余裕が欲しい
・もっと楽しく仕事をしたい
・かっこよくユーモアのある人になりたい

質問4:毎月いくら必要か?

自分

給料がいくらいるか考えておこう


読者

給料の額は大切だよね


具体的にどうやって決めるかというと「今」と「将来」に分けて給料がいくら必要になるか考えてみましょう。

考えること

今は毎月いくら必要か?
将来は毎月いくら必要か?

この2つを考えて必要な給料額を計算しましょう。

今の必要なお金は家計簿などをつければわかりやすいです。

将来については想像で書きます。

「子供は何人?」「両親の老後は?」「どんな家に住んでいる?」などを考えて計算してみましょう。

少なくともこれくらいは必要だろうという金額は出てきます。

給料は安くても良いから「早く帰れる仕事が良い」と思ったとしても計算することをおすすめします。

理想の生活のために必要なお金がどれくらいなのか確認することは、将来の自分のためになるからです。

質問5:理想の生活スタイルは?

自分

次に理想の生活スタイルをまとめていこう


読者

毎日のんびり過ごしたいな

僕はライフワークバランスを整えたいと強く思ってました。

そのため、理想の平日をまとめています。

「理想の生活スタイルは?」の回答例

・6時に起きて23時に寝る
・朝は2時間かけて朝食と家事を済ませて、筋トレしてシャワーを浴びる
・通勤は30分以内に着く

このようなことが書いてあります。

人によって理想の生活スタイルは違うかと思います。

ここも自由に書いてください。

ちなみに「3、どうなりたいか?」で理想の生活スタイルが出てきた人は当然内容が被るところもあるでしょう。

「3、どうなりたいか?」では大きな枠組みの中で考えましたが、ここでは理想の1日という点に注目したいので、被っても気にせず書いておきましょう。

質問6:優先順位は?

自分

最後に優先順位を考えて整理してくよ


読者

ノートがごちゃごちゃになってる

1~5で書いた内容を基に優先順位を考えます。

もちろん、優先順位を考えたときに新たなキーワードが出てきても問題ありません。

ちなみに僕のトップ3は下記の通り。

優先順位の回答例

1位:完全週休二日制(土・日・祝日休み)
2位:残業少なめ
3位:法人営業

転職活動では改善していくことが大切ですが、目的は一度決めたら変えないことをおすすめします。

それは先ほどからも話している通り、転職の目的がズレると転職は失敗しやすいからです。

「転職の目的はこれでいいのだろうか?」と感じる人は転職エージェントの担当と相談しながら進めていくのも、方法としてはありです。

「β.仮の自己分析」をしてみる

転職の目的が定まってきたところで次に自己分析を行います。

読者

自己分析ちゃんとできるかな?


自分

今回の自己分析はあくまで”仮”の自己分析だから完璧じゃなくても大丈夫

転職の目的を決めると同じくらい『仮の自己分析』を決めるのは大切です。

『仮の自己分析結果』がなぜ準備段階で必要か?

自己分析は転職活動をする上で大切だということは聞いたこともあると思います。

その理由は自己分析をすることで”自分の向いている仕事・やりたい仕事は何か?”というヒントに繋がるからです。

”自分の向いている仕事・やりたい仕事は何か?”がわかっている人とわかってない人では転職活動の質や効率性も違ってきます。

自己分析の効果

有利:自分の向いている仕事・やりたい仕事が何かわかっている
不利:自分の向いている仕事・やりたい仕事が何かわかっていない

だから自己分析は最初の準備段階でやっておきましょう。

また、『の自己分析結果』という書き方をしているのも意味があります。

自己分析はやってみるとわかるかと思いますが、ある程度やってみても「これで本当にいいのかな?」という気持ちになります。

それだと転職活動がいつまで経っても進みません。

準備段階での自己分析については80%くらいの完成度になったら、その完成度で転職活動を進めていいと僕は感じました。

というのも書類選考も面接も受けていない人が準備段階で100%の完成度の自己分析をすることは不可能だからです。

転職活動をやりながら、100%の自己分析に近づけていくという気持ちでいましょう。

それではこれから紹介する『仮の自己分析』を行うための5つの項目について解説していきます。

自己分析の5項目

項目1:会社の環境
項目2:今の仕事内容
項目3:今の自分について
項目4:長所と短所
項目5:仕事をして気づいたこと

項目1:会社の環境

自分

まずは会社の環境についてまとめていこう


読者

愚痴がたくさん出てきそうだ!

この項目には会社の環境を箇条書きで書いていきましょう。

僕の場合を例として6つだけピックアップします。

「会社の環境」の回答例

月の残業が120~140時間
休日は週1(たまに週2)
休日がない週もある。
残業代なし
仕事への自由度が高い
社員が優しい

僕は過酷な労働環境に加え「自由度が高い」「社員が優しい」などの良い部分もしっかり書いてます。

良いことも悪いことも、思いつく限りどんどん書いていきましょう。

項目2:今の仕事内容

自分

次に今の仕事内容をまとめていこう


読者

どうやってまとめていけばいいんだろう?

次に、今やっている具体的な仕事内容を箇条書きに書いてました。

僕は住宅メーカーに勤めていたのもあって「施工現場の仕事」「販売の仕事」「契約関係の仕事」の3つのカテゴリーに分けてました。

「今の仕事内容」の回答例

施工現場の仕事:〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇
販売の仕事:〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇
契約関係の仕事:〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇

具体的な仕事がどこのカテゴリーに入るかを考えながら当てはめると、わかりやすくまとまります。

項目3:今の自分について

自分

3つ目に、今の自分についてまとめていこう


読者

今の自分?何を書けばいいの?

つづいて、「今の自分について」まとめてみましょう。

ざっくりした質問ですが、今の自分について思いつく限りなんでも書いていきましょう。

仕事でもプライベートでもなんでもいいです。

今の自分をなるべく客観的に書き並べてみてください。

僕の書いた内容を3つピックアップするとこんな感じ。

「今の自分について」の回答例

・知識が乏しい
・仕事もプライベートも満足していない
・もっと頑張れるのに、頑張らなくても良いと思ってしまう

項目4:長所と短所

自分

次は長所と短所をまとめるよ


読者

自分の長所と短所ってなんだろう?

4つ目は長所と短所です。

最初の準備段階で長所と短所の内容を完璧にする必要はありません。

まずは気軽に考えてみましょう。

僕は人に聞いたりもしてました。

僕の場合を例に出す必要があるかはわかりませんが、念のために紹介しときます。

「長所と短所」の回答例

長所:改善していく力、ユーモアのある営業スタイル
短所:単純作業が苦手、面倒なことが嫌い

長所と短所については面接のときにも聞かれますが、ここで書いた内容をそのまま答えません。

面接の返答の仕方などは別の記事でも詳しくまとめて用意します。

項目5:仕事をして気づいたこと

自分

最後に仕事をしてきて気づいたことをまとめてみよう


読者

何を書けばいいのか迷いそう

仕事をしていて気づいたことを書くことで、自分がこれまでどういう経験をしてきたかわかります。

また、どんな仕事が自分に合っているのかのヒントにもなると思うので書いてみましょう。

これはどんなことを書けばいいかわかりづらいかもしれないので、僕の例を少し多めにピックアップしてみます。

仕事をして気づいたこと

・時間の管理が好き準備に力を入れることが重要
・説明をするよりも話を聞く方が好き
・成果よりも顧客のことを第一に考えたい
・外で歩く時間は無駄
・常に楽しみたい
・法人相手のときの方が気分が落ち着く

人によって内容は変わってくるはずです。

思いつく限り書いてみて、最終的にまとめていくと良いと思います。

ノートに書いた内容は転職活動中に何度も読み返す

転職活動をはじめる時に何から始めればいいのか?

その疑問に答えれるように解説してきました。

まずは「転職の目的を決める」「仮の自己分析を行う」の2つをやってみてください。

転職をはじめる時の最初の準備

転職の目的を決める

質問1:なぜ転職したいのか?
質問2:転職先への条件は何か?
質問3:どうなりたいか?
質問4:毎月いくら必要か?
質問5:理想の生活スタイルは?
質問6:優先順位は?

仮の自己分析を行う

項目1:会社の環境
項目2:今の仕事内容
項目3:今の自分について
項目4:長所と短所
項目5:仕事をして気づいたこと

最初の準備段階ではこの11の項目をノートに書きます。

これらはおそらく1日で完成するということはないです。

転職活動中も変化するかもしれません。

読者

すぐには完成しないんだね


自分

とりあえずやってみることが大切だよ

だから完璧を求めず、ある程度できていきたら、とりあえずそれでやっていきましょう。

上記11項目は面接対策などは一切考えず自分の思った通りに書くことで転職の成功率は飛躍的に上がります。

11個の項目を書いたら、転職活動中は何度も読み返してください。

そうすることで、効率がよく、質の良い転職活動になっていきます。

今回は転職を始める時の最初の準備について紹介しました。

「転職エージェントの選び方」「応募の時の注意点」「面接対策」などについては別の記事を参考にしてみてください。