転職エージェントに登録はしてみたもののどこに応募すればいいの?
転職エージェントにも登録したら次は応募の段階に入ります。
がむしゃらに応募しても効率が悪く、ブラック企業に入社するきっかけになってしまったりします。
これから応募の時に気をつけたいポイントを解説していくよ
応募の段階に入ると、企業の求人を見るようになります。
そこで知りたいのは応募する企業の「選び方」と「調べ方」です。
応募の時に知りたいこと
- 応募する企業の選び方
- 応募する企業の調べ方
ここでは応募の際に「どうやって企業を選べばいいのか?」「どうやって企業を調べればいいのか?」という疑問について答えていきます。
1.応募する企業の効率的な選び方
さっそく求人の応募方法を具体的に解説します。
はじめにざっくり方法を説明すると、求人に点数をつけて一定の基準に達したら応募するという方法になります。
求人に点数をつける?
応募者が採用側の企業を採点しちゃおうっていうシステムだよ
これから具体的に応募する企業の選び方について解説していきましょう。
企業に点数をつける
まず求人情報を見たら、点数をつけましょう。
点数のつけ方としは点数の配分を項目ごとに分けるというのがポイント。
人によって転職して何を手に入れたいかという目的は違うかと思います。
どんな会社に入りたいかは人によって違うよ
たくさん休めるところがいいな~
転職して叶えたいこと
- 嫌な上司や同僚と会いたくない
- もっと自由な時間がほしい
- 給料を増やしたい
- たのしく仕事をしたい
- 安定した仕事に就きたい
もっと残業を減らしたいだとか。
もっと給料が欲しいだとか。
外出しない仕事が良いとか。
そんなような手に入れたい目的がいくつかあるはずです。
そして、人によってどこを重要視するのかだったり、優先度も違う。
今回の方法では、それらの項目に点数の配分を設けた上で、企業を採点するわけです。
企業に点数をつけることで「この企業は応募する価値がある」「この企業は応募しても意味はない」というのがわかります。
僕の場合は下のような点数の配分になりました。
例)点数の配分 | |
①労働条件 | 50点 |
②人と話す機会が多い | 20点 |
③年収○○万円以上 | 15点 |
④会社の規模 | 10点 |
⑤かっこいいか? | 5点 |
合計 | 100点 |
かっこいいのか?というワケのわからない項目があります!笑
これはいわゆるやりがいを感じられるかっていう項目ですね。
こんな感じでざっくりした項目で問題ありません。
僕の場合だと、労働条件を重視していて50点も配分しています。
残業をしたくないし、休日もたくさん欲しいと考えていたので割合を大きくしました。
どんな項目をつくるか迷う人は”転職で手に入れたい目的”を明確にしておくと書きやすくなるかと思います。
合格点を決める
配分が決まったら、合格点を決めます。
そして、合格点に達した企業は全て応募します。
僕の場合は70点が合格点でした。
だから70点に達した企業は全てに応募していました。
ルールを決めちゃえば楽だね
応募のルール通りにやることで効率も良くなるよ
今回紹介しているこの方法は応募する基準をつくるということをやっています。
なんとなく良さそうだからとか。
求人情報に載っているこの部分が良かったから。
普通に何も考えずに応募してしまうとこのような事態が起きやすいです。
普通に応募してしまうと
- なんとなく良さそう
- 求人情報に載っているこの部分が良い
→あいまいな基準で選んでいるので転職の目的が達成しづらい
しかし、応募基準をつくっておけば、全体を見てこの企業は応募して良い企業だと決めることができるのです。
注意したいのは点数に達したらとりあえず全て応募するというルールを守ること。
合格点ギリギリの企業はもしかしたら、「ここ受けて良いのかな」と思ってしまうかもしれません。
応募していいのか不安になる・・・
僕は実際そんな迷いを持ちながらも、応募してました。
結果、効率的に転職活動を進めることを重要視して良かったです。
その理由は面接で話を聞いたり、内定が取れてから手に入る情報が多かったからです。
求人情報やネットだけでは情報は集められないよ
事前調査も入念にする必要はありますが、それが全ての情報だと思うのは危険。
転職では面接中や内定が取れてから良いところ・悪いところが見つかったりします。
内定が取れて辞退する結果になったとしても、点数配分や合格点の修正などを見直したり改善することで経験を活かしていきましょう。
応募してデータを取っていくという意味でも、システマチックに転職活動をすることをおすすめします。
転職活動していく中で改善する
転職活動を進めていく中で企業の採点基準は改善していこう
実際にやってみながら試行錯誤することも必要なんだね
今回の方法は採点の項目、点数配分、合格点について改善をする場面もあるかもしれません。
例えば下のような例が挙げられます。
- 合格点が高くてぜんぜん応募できない。
- 項目が曖昧すぎて採点がしづらい。
- 内定は取れたけど、結局辞退することになった。
そんなときは一度見直してみて、どの部分に改善が必要か予想して試していきましょう。
もちろん上手く応募基準を設定できれば少ない改善の数で済みます。
2.効率的で確実な企業の調べ方
続いて企業の調べ方について解説していきます。
転職活動では企業の情報収集が必要になっていきます。
でも、その調べ方っていったいどんな方法を取ればいいのでしょうか。
企業の正しい調べ方なんてあるの?
企業を調べる方法がわかってないと、転職活動もうまく進まないよ
僕も最初のころは、特にルールを決めずにがむしゃらに企業を調べていました。
でも企業の調査は一定のルールで調べると効率的で確実な情報取集ができます。
これから転職の際に役に立つ企業を調べる方法を解説します。
転職活動で情報収集がなぜ必要か?
企業を調べる方法に入る前に、なぜ転職活動で情報収集が必要なのかお話します。
転職活動で情報収集が必要な理由、それは主に2つあります。
情報収集が大切な理由
- 内定をとるため
- 本当に入社して良い会社なのか判断するため
1つ目は内定を取るため。
転職活動では相手がどんな企業かによって面接対策を多少変えていく必要があります。
志望理由なんかは正にそうですよね。
全ての企業にアピールできる内容というのは、どの企業にも響かないものです。
その企業に響くアピールをしていくことで内定を取る確率が上がります。
企業調査をやることで内定がもらいやすくなるのか!
次に転職活動で情報収集が必要な理由の2つ目です。
2つ目は本当に入社して良い会社なのか判断する材料がいるため。
そもそも、入社して後悔するような会社だったら転職する意味がなくなってしまいます。
正しい判断をして転職を成功させるためにはその企業の情報を多く持ってないと判断できません。
だから転職活動で情報収集は必要なのです。
情報が何もないのに入社を決めてしまうのは危険!
面接前に調べる内容
まず面接前に調べる内容は何が必要かお伝えします。
面接前に企業を調べるのは主に内定を取るために行います。
とはいっても、ここで調べたことは内定後に入社して良いのか判断するための材料にもなっていきます。
その上で面接前に企業を調べるの内容は下記の12項目です。
調べる項目
- 良いところ
- 悪いところ
- 売っている商品・サービス
- 取引先やお客さんは誰か?
- 今の会社で活かせる部分
- その企業でやりたいこと
- 競合会社
- 業界
- その企業の特徴・強み
- 社長について
- 会社概要(従業員数、売上など)
- 評判・口コミ
そんな特殊な項目はなく、当たりまえと感じるかもしれません。
ただこの12項目は面接前に抑えておくべきです。
むしろ、この12項目以外を調べようと思っても時間が無駄に過ぎてしまう可能性があります。
そして調べた内容はノートにまとめておくと、2次面接や内定を取った際などの場面で確認ができます。
調べた内容はノートに残しておきましょう。
企業を調べる方法
続いて企業をどのような方法で調べるか紹介します。
先ほど紹介した12項目を下記の方法で調べていきましょう。
調べる方法
- 求人情報から調べる
- ホームページから調べる
- 転職エージェントに聞く
- 検索して調べる
- 企業のブログやSNSから確認する
- 本から調べる
応募の際は、上記6つの方法を使って先ほどの12項目を調べていきます。
どの方法が一番良いというのはありません。
6つ全ての方法を使って12項目を調べてください。
ぜんぶの方法を使うって大変そうだな~
やることが決まっているから何も考えずに調べるよりも効率的に進むはずだよ
12項目を6つの方法で調べるのは大変かもしれませんが、それくらいやらないと転職で失敗する可能性が上がってしまうのです。
これから、それぞれの6つの方法について特徴をまとめていきます。
①求人情報から調べる
まず求人情報です。
一番わかりやすく、まとまっています。
しかし、求人情報は必ずしも正しいとは限りません。
求人情報は応募者に会社のことを知ってもらうためというより、応募者を集めるために作られています。
そのため、悪いところは書かず良いところだけを見せているところがほとんどです。
求人情報はざっくりとした情報を得るという意味では便利なので、そこに書いてある情報を更に深掘りしていきましょう。
②ホームページから調べる
企業のホームページから調べます。
企業のホームページに載っている情報は1番信用度が高いです。
なぜかというと、ここで嘘を書いていたら会社の信用が落ちてしまうからです。
会社の信用が落ちたら、お客さんもその企業の商品・サービスは買いません。
③転職エージェントに聞く
転職エージェントの担当者に聞けば、他では手に入らない情報がもらえます。
聞き方としてオススメなのは
「求人情報やホームページに載ってない情報って何かありませんか?」
とまずは聞くことです。
「強みはなんですか?」とか「社長はどんな人ですか?」と項目を指定して聞くより、転職エージェントが企業に対して特に印象に残っている特徴が聞けます。
その際に転職エージェントの担当者から「それは特徴とかってことですか?」や「社風の面ですか?」など項目の確認を聞かれるかもしれません。
そのときは「なんでも大丈夫です」と答えてください。
まずはその担当者が思っている企業の印象を聞き出しましょう。
そのあとに調べきれなかった項目や気になることがあれば聞くと良いです。
④検索して調べる
続いて、インターネットで検索して調べるという方法。
インターネットは一番多くの情報量を得られる可能性があるものの、一番信用できない情報になります。
企業名に「口コミ」「ブラック」「転職」「掲示板」のキーワードを加えて検索しましょう。
また社長の名前でも検索をしておいた方が良いです。
これらの検索結果で、あまりにも悪い情報が多すぎる場合は注意が必要です。
ただしクレームだったり、ちょっとした悪口だったら、どの企業にもあるものです。
⑤企業のブログやSNSから確認する
その企業がブログやSNS(Facebook、Twitter等)をやっていたらチェックしましょう。
企業の特徴もつかみやすいと思います。
企業として発信しているブログやSNSもホームページと一緒で比較的信用できる情報になります。
⑥本から調べる
四季報や業界地図などを買っておけば企業調査も便利です。
競合先を本から調べたりすることで、そこに載っている情報から応募先の企業の仕事内容がイメージしやすくなります。
これも商品と出している物になるので、インターネットで調べるよりは信用度が高い情報が得られます。
【番外】面接で聞く逆質問を用意する
面接の事前準備としての調査とは他に、面接の場で情報を得るという方法があります。
これまで紹介した内容の他に面接で逆質問することによって、手に入らなかった情報が得られます。
できるだけ多くの情報を手に入れて、本当に入社して良い会社なのか判断してください。
発想を変えると、逆質問で情報を手に入れるまでは辞退するか決めるのも早いです。
まずは面接を受けて逆質問をして情報を集めましょう。
また、逆質問は面接対策としても重要なテクニックになります。
面接で逆質問をしっかり準備していると内定を取れる確率も上がります。
応募ルールを守るだけでも転職の成功率は上がる
求人応募の際の「選び方」と「調べ方」についてご紹介しました。
応募のポイント
- 選び方:企業に点数をつける
- 調べ方:12項目を6つの方法で調べる
企業を選ぶときは決まったルール通りにやることで、効率的に転職活動が進んでいきます。
企業調査も「内定を取る」「正しい判断をする」ためにルール通りに抜け目なく調べなければいけません。
応募はルール通りにやることが大切なんだね
決まったルールで転職を進めて、データを集めていこう
最後に番外編では面接の際に逆質問をする重要性をお話しましたが、情報がまだ不十分だったら内定を取ったあとに質問しても問題ありません。
内定を取ったあとなら「福利厚生」や「労働環境」など面接では聞けない質問ができます。
だから、入社する・入社しないは応募の段階では、それほど深く考えずに作業的にやっていった方が良いのです。