やってしまった。

入社した会社がまさかのブラック企業。

こんな絶対絶命の危機でも正しい対処法はあります。

今回はブラック企業に入社してしまったときの対策についてのお話。

 

ブラック企業の特徴

ブラックに企業には明確な基準がなく、人によってどんな会社がブラック企業かは変わっていきます。

ただ一般的にはブラック企業として言われているのは下記のような特徴があります。

 

  • 残業が多い
  • 休みが少ない
  • 給料が少ない
  • パワハラ・セクハラが多い
  • 違法行為をしている

 

労働基準法というものはあるものの、それらをしっかり守れていない企業が多いのが社会の現実。

僕も以前、不動産・建設業界で働いていた時は月の残業が120~140時間あり、残業代もなし、休みも週に1日が多く、過酷な労働環境で働いてました。

 

ブラック企業に入社したらすぐに転職する

それでは本題であるブラック企業に入社してしまったら、どうするべきかについて話します。

ブラック企業に入社してしまったらすぐに転職しましょう。

これについては断言できます。

ブラック企業でこれからも一生働くということはないはずです。

せめて1年やってから転職した方が良いのではという考えもあるかもしれません。

たしかに世間からはそんな声もあるのは事実です。

でも、1年間ブラック会社で働くことで転職が有利になることはありません。

2年も3年も同じです。

転職の対策をしっかりしていれば、すぐに転職活動をしても内定は取れますし、新しい転職先も見つかります。

数年ブラック企業で働いてから転職活動をするのも、すぐに転職活動するの変わらないんです。

だったら、ブラック企業はすぐに切り捨てて転職をしてしまった方が良いです。

 

ブラック企業からすぐに転職するべき理由

ブラック企業に入社してしまったらすぐに転職するべき理由についてもう少し詳しく解説します。

すぐに転職するべき理由は主に2つあります。

それが下の2つ。

 

  1. 実績が残せない
  2. 何もスキルが手に入らない

 

まず1つ目の理由として、ブラック企業で働き続けても何も実績は残せないというのがあります。

ブラック企業では頑張ったところで、それが実績として残せない場合が多いです。

例えば、ブラック企業で働く人は下のような現象が起きやすいと言えます。

 

  • 頑張ってきた案件を上司に横取りされる。
  • 業務が多すぎて新しいことを企画する余裕がない
  • 疲れてしまってミスばかりしてしまう
  • 働くことが嫌になってやる気が出ない

 

これは一部の例ですが、こんな環境で実績が作れるわけがありません。

そのブラック企業に何十年も務める気があるのなら別ですが、数年で転職をしようと考えているのなら、今から転職しても残せる実績は大してないでしょう。

すぐに転職するべき理由の2つ目にブラック企業で働いても何もスキルが手に入らないという点もあります。

ブラック企業で働くより、しっかりとした企業で働く方がビジネススキルは身に付きます。

ブラック企業で働いている社員は仕事に対して不満に思っている人も多いです。

そんな中で働いても手に入るスキルはたかがしれてます。

あえて言うなら、根性は一般企業よりも付くかもしれません。

根性以外で手に入るスキルをリストアップしてみても、案外そのスキルは他の企業で働いても手に入るスキルだったりします。

働いて手に入るスキルについても、転職した方がブラック企業で働き続けるよりも効率的に手に入るのです。

 

すぐ辞めても再就職できるのか?

すぐに転職できることが理想ですが、すぐに辞めても再転職できるか?

面接を何十社も受けても内定が全然とれないなんてことになったら絶望的ですよね。

でも大丈夫です。

ブラック企業に入社してすぐに転職をしても内定は取れるし、良い転職先を見つけることができます。

転職活動には成功する方法があります。

それは勤続年数が少ない転職者にも言えることです。

むしろ、ブラック企業に入ってしまった人は転職に対して慎重になっているのが強みです。

転職活動を本気で行えば転職は成功します。

逆に方法を間違えれば失敗します。

失敗する転職活動ではなく成功する転職活動をしなければいけません。

勤続年数よりも成功する方法で転職活動をすることの方がめちゃくちゃ大切です。

方法については転職のプロである転職エージェントに積極的に相談するのも良いと思います。

「転職エージェントなんて信用できねぇ」という方は僕の体験談が基になりますが、他の記事でも具体的な方法を紹介しているので参考にしてみてください。

 

転職活動の対策

ブラック企業に入社してすぐに転職すると決めた場合、他の転職者と状況が大きく違うのは勤続年数です。

勤続年数が短い理由を上手く説明できないと、採用側である企業は「ウチに来てもすぐに辞めてしまうのではないか?」と思われてしまいます。

逆に勤続年数が短い理由が明確化されていてクリアになっている場合は採用側も安心します。

そこで重要になるのが、転職理由です。

転職理由を上手く答えれるだけで、勤続年数というハンデは0に限りなく近づきます。

もちろん「ブラック企業だから転職しました!」なんて言ってはいけません。

採用側に「勤続年数は短いけど、ウチの会社では長く働いてくれそうだ」と思わせる必要があります。

転職理由の決め方については別の記事を用意しているので参考にしてみてください。

 

 

内容を簡単にまとめると、転職理由を考えるのは3ステップだけです。

 

  1. 今の会社では出来ないことを箇条書きする
  2. 応募した企業で出来ることを箇条書きする
  3. 仕事に対して前向きな姿勢が伝わる内容

 

これら3つが共通するものが転職理由です。

勤続年数が短い場合は「〇〇がしたくて入社しましたが、〇〇ができないので転職を決意しました」というのが理想です。

〇〇が応募企業で出来ることなら、”すぐ辞めてしまうのではないか?”という不安材料はだいぶ軽減されると面接官も上司や社長にも報告できるようになります。

後はしっかりと書類や面接であなたの魅力がアピールできていたら、企業も期待して採用してくれるはずです。