履歴書の書き方がよくわからない
これから履歴書の基本をマスターしていこう
履歴書には正しい書き方・内定が取りやすい書き方があります。
今回は転職で成功するために、履歴書の書き方についてテクニックも含めて全てをまとめました。
「履歴書の書き方がわからない」「内定が取れる履歴書を知りたい」という人にとっては役に立つはずなので、参考にしてみてください。
グダグダ話しても無駄なのでさっそく本題に入りますが、履歴書を作成する際は以下9つの基本をマスターしましょう。
履歴書の基本
- 形式(フォーマット)の選び方
- 書くときの注意点
- 基本情報欄の書き方
- 経歴・職歴欄の書き方
- 資格・免許欄の書き方
- 本人希望欄の書き方
- 性格欄の書き方
- 特技の書き方
- 趣味の書き方
履歴書の書き方については、上記の項目を抑えておくべきです。
これから各項目毎に詳しく解説していきます。
履歴書の形式(フォーマット)の選び方
まず最初は履歴書の選び方について。
履歴書の選び方?
履歴書っていろんなタイプのものが売っているんだ
履歴書には用途によって、いくつか形式(フォーマット)があります。
サイズやそれぞれの項目の割合など履歴書によって大きく変わっていくのです。
特に転職の場合、履歴書をアルバイトと同じような形式で書いてしまうと選考も通りづらくなります。
転職の履歴書はどんな形式(フォーマット)が最適なのか判断するためにも、まずは履歴書にはどんなものがあるのか知っておきましょう。
履歴書の形式(フォーマット)の種類
履歴書の形式って何種類あるの?
履歴書の種類は主に4つあるよ
履歴書の形式には主に4つの種類があります。
履歴書の形式
- 新卒向けの履歴書
- 転職向けの履歴書
- 一般用の履歴書
- パート・アルバイト用の履歴書
もちろん使うべきものは転職向けの履歴書ですが、形式によってどんな差があるのか、それぞれの特徴を見てみましょう。
新卒向けの履歴書
新卒者のアピールポイントは、「たくさんの可能性を秘めている」という点です。
職歴欄が少なく、自己PRや資格・免許の欄、特技の欄のスペースが広いのが特徴。
学校が発行しいている履歴書もあるので、それを使っている人もいるかもしれません。
転職者向けの履歴書
転職者のアピールポイントは新卒と違って職務経験があること。
そのため、職歴欄のスペースが多めにとってあるのが特徴的。
職歴欄には社名だけでなく業務内容なども記載することで、自分の持っているスキルをアピールします。
転職用の履歴書は退職理由を記載する欄があるものも多いです。
面接官も履歴書を資料として見ながら話を聞いてくるので、退職理由のある履歴書を選んでおくと、こちら側も伝えやすくなります。
一般用(コンビニで売っているやつ)
こちらも新卒者用同様、自己PRや趣味の欄、自分の性格についての欄、資格の欄のスペースが多めに取られています。
個人的には転職向きではないと思っていて、あまりおすすめできません。
パート・アルバイト用
勤務希望日や時間帯を記入できる項目が設けられている履歴書です。
勤務条件を伝えておきたい方には便利な履歴書ではありますが、これも転職にはおすすめはできません。
履歴書の選ぶときに気をつけるべきこと
どんな種類があるのかわかったところで、履歴書の選ぶときに気をつけるべきところを確認しておきましょう。
転職用の履歴書を選べば良いんだよね
うん、基本的には転職用の履歴書を買っておけば大丈夫!
基本的には履歴書は転職用の履歴書を選んでおけば問題ありません。
たまに血液型とか星座の欄を設けている履歴書がありますが、そんなものを選んでしまうと最悪ですね。
とくに星座なんて99%以上の企業にとっては不要な情報です。
また、その他にも履歴書を選ぶ上で気をつけてほしいことがあるのでお話します。
履歴書は真っ黒にできる形式を買う
履歴書は文字で真っ黒にする必要があります。
履歴書の隅々までアピールすることが内定を取るための最大の秘訣です。
だから、履歴書はたくさん文字を埋められる形式を選んでください。
くれぐれも近くのコンビニで買って、数分で書き上げるなんてことはないようにお願いします。
指定の履歴書がある場合は指定のものを使用する
企業から指定の履歴書がある場合は指定のものを使用します。
当たり前のことではありますね。
最近は、企業のホームページの採用情報のところから履歴書をダウンロードさせる企業も増えてきています。
ホームページの採用情報を確認しておきましょう。
サイズについて(履歴書・封筒)
履歴書のサイズはA4とB5の2種類です。
どちらの用紙を使用しても構いませんので自分が書きやすい用紙を選びましょう。
文字が小さめな方はB5。
用紙文字が大きめな方はA4。
そんな感じで決めるのも良いですが、できればA4で真っ黒に埋めるのが理想的です。
ただA4で空白部分が目立つくらいなら、B5で真っ黒に埋めた方が良いです。
どちらにしろ履歴書は真っ黒に埋められるものを選びましょう。
それと封筒について。
封筒は履歴書に織り目があると印象が悪くなってしまいます。
封筒は履歴書のサイズに合わせて折り曲げずに入る封筒を選びましょう。
書くときの注意点
続いて履歴書を書く前に、書くときの注意点を見ていきましょう。
書くときの注意点だね
もったいないミスで落ちないようにしよう
履歴書はルールと違ったものを提出してしまうと、内定を取れる確率がガクッと下がります。
ここでは履歴書を書くときの注意点についてお話します。
履歴書の書き方で注意したい8つのポイント
履歴書の書き方で注意したい点は8つあります。
この8つを守っていないと面接にも進みづらくなるので確認しておいてください。
1.日付の記入に注意する
日付は郵送の場合、郵送当日の日付を、面接時に持参する場合は面接日を記入しましょう。
日付は書き忘れも多いので最初に記入しておくのがおすすめです。
2.年号は統一する
西暦(元号)は、職歴・免許・資格の欄で、西暦もしくは元号のどちらかに統一して記入しましょう。
3.生年月日について
生年月日も日付で記入した西暦もしくは元号に合わせて記入しましょう。
意外にうっかり書き間違えてしまうこともあるので要注意です。
また、年齢については提出する日の年齢を満○○歳と記入します。
4.名前を書くとき
姓と名前の間はひとマス空けて見やすいように大きく書きましょう。
ふりがなは、「ふりがな」と表記されている場合はひらがなで、「フリガナ」と表記されている場合はカタカナで記入します。
5.住所・連絡先は省略しない
住所は都道府県から記入し、番地やマンション名を省略しないように書きましょう。
また、メールアドレスは、アルファベットやドット(.)をはっきりと記入します。
6.現住所と帰省先の住所を書く
履歴書には現在の住まいの住所と帰省先の住所を書きましょう。
現住所と帰省先の住所が同じ場合は、同上と記入します。
7.証明写真の大きさを間違えてはいけない
証明写真写真の枠内に合ったサイズで現像しましょう。
一般的には縦4cm、横3cmです。
使用する写真は3か月以内に撮影したもの。
撮影する際は、服装、髪型ともにフォーマルで表情は硬くなり過ぎないようにしてください。
撮影は駅によくある写真撮影機ではなく、プロに撮影をお願いすることを強くおすすめします。
8.扶養家族・配偶者のチェックも忘れずに
扶養家族・配偶者の有無を「レ点」もしくは「〇」でチェックしましょう。
書いた後は見直しをする
履歴書を書く上での8つの注意点を紹介してきましたが、誤字、脱字が無いように丁寧に書くことも大切です。
また、読み手側の立場になって、わかりやすい大きな字で書くことを心がけましょう。
最後に見直しをすることも大切です。
最終チェック
- 誤字脱字がないか?
- わかりやすくて大きな字で書けているか?
- 見直しを丁寧に行ったか?
転職は履歴書に間違いがあるだけで落ちてしまうと思ってください。
基本情報欄の書き方
それでは、次に履歴書の項目毎に見ていきましょう。
まずは基本情報の書き方について解説していきます。
基本情報欄なんて教えてもらわなくても大丈夫
そうかもしれないけど、念のために確認しておいた方がいいよ
何事も出だしが肝心です。
履歴書でいったら、出だしは基本情報欄。
基本情報欄は履歴書の第一印象と言えます。
履歴書の冒頭からしっかりと心を掴むためにも、手を抜かずに丁寧な基本情報を書いてください。
それでは基本情報欄の書き方について項目毎に見ていきましょう。
日付(基本情報欄)
日付は、忘れないように最初に記入しておきましょう。
その際、”発送する日”もしくは”持参する日”の日付を記入しましょう。
氏名・生年月日(基本情報欄)
氏名は名字と名前の間を1マス分を空けます。
読み仮名は「ふりがな」と書かれている場合はひらがなで「フリガナ」と書かれている場合はカタカナで記入しましょう。
年齢(基本情報欄)
満○才の場合は「現在の年齢」を記入しましょう。
住所(基本情報欄)
住所はきちんと都道府県から部屋の番号まで省略せずにきちんと書きましょう。
連絡先(基本情報欄)
連絡先に記入がないと、担当者から連絡をしたいときに困ってしまうので必ず記入してください。
固定電話が無い場合は携帯電話の番号を記入します。
採用担当と直接連絡を取り合う場合は電話番号をアドレス帳に登録して、すぐに対応できるようにしておきましょう
連絡の取りやすさも評価されることがあります。
証明写真(基本情報欄)
証明写真は、証明写真機で撮影したものではなく、プロのカメラマンに撮ってもらいましょう。
プロに撮影してもらった方が「綺麗に好印象を与える写真」に仕上げてもらえます。
簡単に撮影できる証明写真機で撮った写真はやはり安っぽいです。
プロに頼むといっても料金は1回2000円~3000円くらいで撮ってもらえます。
証明写真機で撮影するよりも写真を多くもらえますし、データも渡してくれるのでコスパも良いです。
写真撮影の注意点
- 服装はスーツが基本(面接の際と同じイメージ)
- プリクラや背景に映り込んでいるものはNGです。
- 写真は3か月以内に撮影したものを使用しましょう。
経歴・職歴欄の書き方
経歴と職歴欄の正しい書き方ってあるの?
経歴・職歴はパターンによって変えていくと良いよ
転職回数が多いと「飽きっぽい性格でまた、すぐに辞めてしまうのではないか」というマイナスイメージを与えがち。
だから、好印象を与えるためにもマイナスイメージを減らすように工夫しなければいけません。
特に経歴欄や職歴欄は迷ってしまいますよね。
経歴や職歴は人によって違っていくので、ここではパターン毎に抑えておくべきことをお話します。
異なった業種に転職をする場合(経歴・職歴欄)
まずは違う業種の転職をする場合
業界チェンジってことだね
異なった業種に転職をする場合は抑えておきたいことが2つあります。
それが下の2つ。
異なった業種に転職
- 今までの業界で、どんなことを身に付ける事ができたのか
(=身に付いたスキル) - 応募した職業にどう活かしていくことができるのか
(=いかせるスキル)
異なった業種に転職をする場合は「今までの業界で、どんなことを身に付ける事ができたのか」と「応募した職業にどう活かしていくことができるのか」ということをアピールしなければいけません。
わかりやすくいうと、「身に付いたスキル」と「いかせるスキル」の2つをアピールするということ。
ですので、経歴・職歴欄には企業名だけを書くのではなく、どんなスキルが身についているのかも書きましょう。
具体的には下のように書くと良いです。
例)職歴欄の書き方
年 | 月 | 職歴 |
〇年 | 〇月 | 株式会社テンショク 事務員 1年 |
▢▢作業、△△の支援、▼▼用の準備に従事 | ||
〇年 | 〇月 | 株式会社リレキショ 総務部所属 1年 |
▢▢の企画、△△の管理、▼▼用の資料作成に従事 |
同じ業界・職種に転職を繰り返している場合(経歴・職歴欄)
同じ業界に転職する場合は?
同じ業界に転職するからこそアピールできることを書こう
同じ業界に転職をする場合は「その業界に関する事は熟知している」ということをアピールすることができます。
例としては、次のように書くとアピールできます。
例)職歴欄の書き方(IT業界内の転職)
年 | 月 | 職歴 |
〇年 | 〇月 | 株式会社テンショク 事務員 1年 |
Webデザイン、△△の支援、▼▼用の準備に従事 | ||
〇年 | 〇月 | 株式会社リレキショ 総務部所属 1年 |
プログラミング業務、△△の管理、▼▼用の資料作成に従事 |
例の場合は”パソコンに関する知識を熟知しておりスキルもある”ということを示しています。
このように専門性をアピールすることで、即戦力になる人材と思ってもらえます。
アルバイト経験に関して(経歴・職歴欄)
アルバイトの経験は基本的に書かなくても良いです。
ただし、職歴に空白の期間があると、その期間に関して「空白の期間があるようですが、何をされていたんですか?」と聞かれると思っておいた方が良いでしょう。
必ずアピールポイントを書く(経歴・職歴欄)
応募者の持ってるスキルは経歴・職歴欄で判断されやすいです。
そのため履歴書の経歴・職歴欄の書き方次第で、どんな能力があるか印象が変わっていきます。
ただ単に会社名を書くだけでなく、経歴・職歴欄にはアピールポイントを書きましょう。
空欄に余裕がある場合は、具体的なエピソードを書いておくと評価もされやすいです。
資格・免許欄の書き方
次は資格や免許の欄の書き方について
資格や免許の欄に書き方のルールってあるの?
履歴書には資格・免許の欄がありますよね。
「資格・免許の欄をどのように書けばいいのかわからない」「資格や免許を何も持っていない」
そのような状況で困っている方もいるかもしれません。
ここでは転職の履歴書における資格・免許の欄の書き方についてお話します。
資格・免許の欄が設けられている意味
そもそもなぜ、履歴書には資格・免許の欄が設けられているのでしょうか?
採用担当は資格・免許の欄で主に下の2つのことを見ています。
「資格・免許」で見れるところ
- どのような技術や知識を持っているのか
- 今まで努力してきたのか
採用担当者は資格・免許の欄で”どのような技術や知識を持っているのか”と”今まで努力してきたのか”という点を確認しているのです。
そのため、この欄を空白にしてしまうと「こいつ今まで何も頑張ってこなかったんじゃね?」と採用担当者に思われる可能性があります。
これだと、マイナスイメージを与えてしまいますよね。
だから、資格・免許欄についてはどんな資格でも良いので出来る限り書くように心がけたいところです。
資格・免許の欄の書き方
ここからは履歴書における資格・免許の欄の書き方について解説します。
ルールとして決まっているので、年号は西暦か和暦で統一し、正式名称で記入しましょう。
取得中の資格については「現在取得中」と記入します。
それででは具体的な書き方を例にしてみます。
例)希望職種 英会話講師
平成25年:教員免許状一種中学校(英語)取得済み
平成25年:教員免許状一種高等学校(英語)取得済み
平成23年:実用英語技能検定準2級取得済み
平成26年:TOEIC800点
平成29年:児童英語教師取得中
このように「免許→資格」の順で書き、希望職種にあった資格を記載できると最高。
まぁ、実際そんなうまくいくことは少ないですが。
そんなうまい具合に書けることなんてなさそう
あまりにも持っている資格や免許が多いときは絞る必要があります。
持っているからといって全ての資格や免許を記入してしまわないようにしてください。
理想は3~5つくらいでしょう。
資格・免許がどうしても無ければ書かなくてもいい
資格・免許の欄は空欄にはしたくはないもの。
しかし、ある調査で8割の企業が「資格の有無を気にしない」という回答をしています。
だから、無理して書く必要はありません。
資格は持ってなくても大丈夫
資格や免許がないなら「ない」で良いんです。
資格欄だけ見て選考の判断をしている企業は滅多にいないので安心してください。
面接の際に資格や免許のことを聞かれたら「これからスキルアップしていきます」と一言伝えておくと良いと思います。
資格や免許取得していることに越したことはありませんが、たとえ資格や免許がなくとも内定は取れます。
ただし、資格や免許を持っていないときは資格・免許の欄がない形式(フォーマット)の履歴書を用意しましょう。
本人希望欄の書き方
次は本人希望欄の書き方について
希望ってどんなことまで書いて良いの?
転職の履歴書にある項目の1つ本人希望欄。
本人希望欄に何を書いたら良いのか分からない。
もしくは、特に希望が無い場合は空欄にしていいのか?など悩みますよね。
ここでは本人希望欄の書き方についてお話します。
そもそも本人希望欄とは
まず「本人希望」という言葉の意味をそのまま受け取ってはダメ。
本人希望欄と聞くと「正直に何でも希望を書いていいんだ」と思われるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
本人希望欄でなんでも自由に書いちゃダメ
社会のルールってめんどうだな~
本人希望欄を、担当者の立場になって考えてみると良いかもしれません。
履歴書の本人希望欄に自分の希望だけを書くということは、採用担当者からすれば、会ったこともない人から一方的に要求を突きつけられているようなもの。
採用担当によっては印象悪く感じてしまう人もいるわけです。
本人希望欄に書ける内容
じゃな本人希望欄って何を書けばいいの?
これから本人規模欄に書ける内容を紹介してくよ
履歴書の本人希望欄には採用担当者が選考をスムーズに行うことのできる情報を記載するのがベストです。
具体的には以下のような項目です。
連絡先
今後の選考のスケジュールや急な変更事項などの連絡があるかもしれないので、いつも使用している連絡先を記入しましょう。
履歴書の基本情報欄に連絡先を入れる項目が設けられている場合は不要です。
今働いている会社の連絡先や社用携帯の電話番号は使ってはいけません。
希望職種
募集している職種が複数ある場合に限り希望職種が書けます。
募集している職種が複数ある場合は希望職種を記載しておきましょう。
募集している職種が1つの場合は記載しないでください。
勤務地
希望の勤務地を書くのは、特別な事情がある場合に限ります。
親の介護など、どうしても外せない条件がある場合に限り記載しましょう。
本人希望欄のルール
本人希望欄は書くとしても内容は簡潔に書きます。
多くても欄の8割程度にしましょう。
長く書いてしまうと読みにくいですし、わがままな人という印象を与えてしまうかもしれません。
希望が無い場合は?
「貴社の規定に従います」だよ
希望が無い場合は「貴社の規定に従います」と記載します。
”特になし”と書いてはいけません。
本人希望欄のルール
- 書ける内容は「連絡先」「勤務地」「希望職種」
- 簡素に書く
- ない場合は「貴社の規定に従います」
履歴書の本人希望欄を記入する際は、採用担当が選考しやすいように書くことを心がけましょう。
勤務時間や福利厚生・給料についての希望は内定を取ってから聞くのがおすすめ。
自分の希望通りの条件で働けるかどうか判断するのは内定を取ってからでも遅くはありません。
性格欄の書き方
続いては性格欄の書き方について
書きやすそうなのに悩んじゃうな・・・
履歴書にある自分の性格(長所・短所)の欄。
比較的に簡単に書けそうな項目ではあるものの、本当にこの書き方で良いのか自信が無い。
性格欄はなかなか書く内容が決まらないかもしれません。
ここでは履歴書で魅力が伝わる性格の書き方をお話します。
履歴書の性格の欄で見られていること
性格の欄で何が見られているの?
主に応募者が会社や社風に合うかどうかを見ているよ
会社としては新しく入社するかもしれない応募者がどんな人なのか気になるものです。
採用担当としては、どんな人なのか少しでも知るために履歴書にある性格の欄も参考にします。
性格の欄では基本的に、社員が一緒に働きたいと思える人なのかが見られているので、ありのままに書きすぎるとマイナスに受け取られる場合もあります。
仕事に影響がありそうな短所は書かないようにしましょう。
性格の欄で見られるところ
- 会社や社風に合うか?
- どんな人なのか?
- 一緒に働きたいと思える人なのか?
例えば僕の場合、ルーズ、協調性が無いなどの短所がありますが、これを書いたら内定が取れなくなります。
だからといって、性格の欄に長所だけを書いてしまうと自己分析ができていないのではないかと疑われてしまいます。
履歴書の性格の欄で判断されていることは、自分を客観的に分析できているかどうかも見られているのです。
そのため、履歴書の性格の欄については長所と短所を上手い具合に合わせて書く工夫が必要です。
履歴書の性格の書き方
それでは実際に性格欄の書き方について解説していきます。
履歴書の性格の書き方として、重要になっていくポイントは3つ。
性格の書き方で重要
- 書く順番
- 短所の選定
- 長所の見つけ方
これら3つについてそれぞれ解説していきます。
書く順番
履歴書の性格の欄には下の順番で書くようにしましょう。
性格欄の書く順番
- 長所
- 短所
- 短所を補うための工夫
短所を先に書いてしまうと、印象が悪くなってしまうので、長所から書いてください。
長所の後に短所を書きましょう。
そのまま短所で終わらせてしまうと、改善する気が無いと受け取られてしまいます。
ですので、補うための工夫も必ず一緒に記載しましょう。
短所の選定
短所については仕事に影響がありそうな短所は避けるのが無難です。
仕事に影響が極力少ない短所をピックアップしましょう。
例えば僕の場合は「人をすぐ信じてしまい騙されやすい」というものにしました。
短所を補う工夫として「仕事では人の話を聞いたら、その話の根拠を確認するようにクセづけた」と書いてます。
長所の見つけ方
転職活動のとき、短所は見つかるのに長所が見つからないという事態が起こるかもしれません。
このような長所を見つける時に便利だった方法を1つ紹介します。
それは短所の言い回しを変えて長所を見つけるという方法です。
物は言い様という言葉があるように、短所も言い回しを変えればアピールポイントになります。
言い回しの変え方については表を用意している記事が別にあるので、参考にしてみてください。
言い回しを変える方法以外で自分の強みを見つける方法も紹介しています。
性格の欄は前向きに書く
意識してほしいのは、文章全体が前向きな印象になるように書くということ。
謙虚すぎてもアピールはできませんし、長所だけ並べても信頼性に欠けます。
難しいかもしれませんが、自己分析をしっかり行って自分の魅力を伝えることが大切です。
特技の書き方
特技って何を書けばいいの?
特技の欄ってすごく迷うよね
履歴書を書くとき特技の欄を埋めるのに苦労することがあると思います。
僕も転職活動の際に大変悩んだ項目の一つです。
ここでは履歴書における特技の書き方についてお話します。
履歴書になぜ特技の欄が設けられているのか
履歴書に特技の欄が設けられている意図を考えたことはありますか?
実は、採用担当者は特技の欄の情報から応募者の強みや人柄を判断することがあります。
入社後にどのような形で活躍してくれるのかというイメージを作るのです。
特技の情報から強みや人柄をイメージって・・・
でも実際そういう採用担当は意外に多いよ
特技の欄もテキトーに書いてしまわず、しっかり考えて書いていきましょう。
多くの応募者は深く考えずに書いてしまう場合も多いため、差別化させてアピールするチャンスでもあります。
特技の欄の書き方
ほとんどの履歴書は特技の欄が狭いスペースになっています。
そのため、細かい内容を書いてしまうと読みづらいです。
だからって1単語で終わらせてしまうと、薄い内容になってしまいます。
ではどのように書けば良いのか。
以下に例を記載します。
参考例
- 即興英訳(指定された文を瞬時に英訳できます)
- 歌うこと(カラオケではいつも90点台を出しています)
- 速読(100ページを1分以内に読むことができます)
このように内容をカッコ内に簡潔に書くと一目で分かります。
履歴書のフォーマットによって書けるスペースは違いますが、カッコを使って内容を書けるようなら書いておきましょう。
ちなみに特技欄を多く取りすぎている履歴書はおすすめできません。
特技を1つ書けるくらいのスペースがある履歴書を選びましょう。
嘘の特技は書かない
何も特技が無いからといって嘘の特技を記載するのはダメです。
特技の欄に書いたことは、面接の際に「やってみて」と言われることもあると思っておいた方が良いでしょう。
特技に限らず履歴書に書かれていることは突っ込まれることがあるので、嘘はついてはいけません。
特技もその場で見せて成功すれば信憑性が高まりますが、できないと嘘を平気で書く人と思われてしまいます。
そうなったときは内定を取るのも絶望的ですよね。
ギャップを利用して特技を強調する
人はギャップに興味をそそられるものです。
少しでも特技を強調する方法として、ギャップが生まれるように記載することも一つの手です。
例えば、活発そうに見える人ならお茶を綺麗に立てることができるだったり。
大人しそうに見える人なら学生時代に野球をやっていたというように書くといった感じ。
ギャップを上手く使えば、興味を持ってもらえる可能性が高くなります。
履歴書に「特に無し」はダメ!
特技欄に「特に無し」と記載してしまうと自分に自信が無いと受け取られてしまいます。
どんな小さな特技でもいいので記載しましょう。
別に世界で一番とかそんなの相手も求めていません。
特技の候補をピックアップする方法として、あなたの周りにいる10人を思い浮かべて、その10人の中でこれは負けないというものを書くというのやり方があります。
もしくは、周りから褒められたり、凄いと言われることを思い出して書きましょう。
誰でも特技は持っているものです。
趣味の書き方
趣味の欄こそ自由に書いて大丈夫だよね
実は趣味の欄も何でも自由に書けるってわけじゃないよ
履歴書にある趣味の欄。
本当に自分の趣味をそのまま書いていいのか分からない。
そもそも何のために書くのだろう。
そんな疑問を持っている方もいるかもしれません。
ここでは、趣味の欄の書き方をお話します。
採用担当は趣味からどんな情報を得たいのか
採用担当者は、趣味から応募者の「人となり」を判断します。
趣味から自社の社風に合うかどうかもイメージしたりするのです。。
そのため、麻雀やパチンコなどマイナスの印象になるような趣味は書かないようにしましょう。
趣味は面接の話題になる
面接官の興味を引くような趣味を書けば面接官の方から話しかけてもらえる可能性が高くなります。
趣味の事について聞かれた時の対策として2つの話を準備してください。
- 趣味を持ち始めたきっかけ
- 趣味を通して学んだこと
この2つを準備しておけば十分です。
例えば、 一風変わった趣味の場合はどのようなきっかけでその趣味を始めたのかきっかけが気になります。
「友人の紹介」「たまたま体験に行った」など様々な理由があると思いますが、そのエピソードを話すと盛り上がる可能性があります。
特に変わった趣味を持っている方は話す準備は必須でしょう。
また、その趣味を通じてどのようなことを学んだのかを説明できるように考えておくと更に良いです。
例えば、趣味がスキューバーダイビングだった場合は下のように話せます。
このように説明を趣味を通して学んだことが話せると好印象です。
大切だからもう一度言う!履歴書に「特に無し」はダメ
趣味が特に無いからといって、「特に無し」と書いてはいけません。
どんな人にも好きなものというのはあるもの。
せっかくの話題の材料である趣味を書かないのは非常にもったいないです。
履歴書に空欄はつくらないってことだね
趣味の欄が空欄だと「なにも趣味がないの?」って聞かれちゃうよ
例えば外に出る事が好きな人であれば、アウトドアアクティビティーと書くことができます。
買い物が好きな人であればショッピングと書くことができます。
普段何気なくやっていることを趣味として記載すれば良いのです。
趣味の欄は合否に直接関係することはないですが、面接の場で担当者とコミュニケーションを取れるきっかけとなりますので、記載しておきましょう。
まとめ│履歴書の書き方チェックシート
履歴書にはいろいろとルールがあるんだね
内定を取っていく履歴書は守るべき項目は意外に多いかも
履歴書の書き方についてまとめさせていただきました。
紹介した履歴書の基本は必ず実践してマスターしましょう。
履歴書の基本
- 形式(フォーマット)の選び方
- 書くときの注意点
- 基本情報欄の書き方
- 経歴・職歴欄の書き方
- 資格・免許欄の書き方
- 本人希望欄の書き方
- 性格欄の書き方
- 特技の書き方
- 趣味の書き方
項目も多いので、整理がしづらいかもしれないので今回はチェックシートも用意しました。
下のチェックシートを参考にしながら履歴書を書いてみてください。
履歴書の書き方チェックシート | |
転職者向けの履歴書を使っているか? | |
履歴書は企業で指定されていないか? | |
折り曲げずに入る封筒を用意しているか? | |
日付は記入しているか? | |
年号は統一されているか(西暦or元号) | |
提出する日の年齢で満〇〇歳と記載しているか? | |
姓と名前の間はひとマス空いているか? | |
「ふりがな」「フリガナ」のひらがな・カタカナは大丈夫か? | |
住所は省略されていないか? | |
メールアドレスは、アルファベットやドット(.)をはっきり書いているか? | |
帰省先の住所を書いているか? | |
証明写真はプロにお願いしたか? | |
扶養家族・配偶者に「レ点」もしくは「〇」をチェックしたか? | |
誤字・脱字はないか? | |
わからりやすく大きな字で書いているか? | |
見直しを丁寧に行ったか? | |
経歴・職歴欄に「身に付いたスキル」「いかせるスキル」を書いているか? | |
経歴・職歴欄にアピールポイントやエピソードを書いているか? | |
免許・資格欄は空欄になっていないか? | |
免許・資格欄は「免許→資格」の順で書けているか? | |
資格や免許を持っていない場合、資格・免許の欄がない形式を選んだか? | |
本人希望欄に「連絡先」「勤務地」「希望職種」以外のことを書いていないか? | |
本人希望欄は簡素に書いてあるか? | |
希望がない場合、本人希望欄に「貴社の規定に従います」と書いているか? | |
性格欄は「長所→短所→短所を補うための工夫」の順に書けているか? | |
性格欄は仕事に影響が少ない短所を選んでいるか? | |
性格欄は前向きに書けているか? | |
特技欄は簡素にまとまっているか? | |
特技欄が空白になっていないか? | |
趣味欄に麻雀やパチンコなどマイナスの印象になるような趣味を書いていないか? | |
趣味欄に入れた趣味の「はじめたきっかけ」「やってみて学んだこと」を話せるか? | |
趣味欄が空欄になっていないか? | |
履歴書は手書きの文字で真っ黒になっているか? |
最後に履歴書を手書きの文字で真っ黒に埋めるという項目を追加しました。
最近はパソコンで簡単に量産した履歴書や白い部分が目立つ履歴書も多くなっています。
しかし、そんな中で履歴書を手書きでぎっしり書くと採用担当も志望度の高さを感じてくれます。
アナログって、まだまだ捨てたもんじゃないね
手書きで真っ黒に埋めているからっていう理由で落とす企業はごくわずかだよ
履歴書にやっつけ感があることで落とす企業は多くいますが、履歴書を本気で書く応募者を落とす企業はほとんどいません。
面倒だとしても履歴書は時間をかけて丁寧に書きましょう。
転職における履歴書の書き方については以上です。
当サイトでは履歴書の書き方以外にも転職で成功するための秘訣を惜しみなく紹介しています。
他の記事も転職活動に役に立つのでぜひ読んでみてください。