法人営業に転職するのってどうなんだろう?
法人営業ってやったことがないと、どんな感じか気になるよね
法人営業に転職しようか考えるとき、どのように判断すればいいのでしょうか?
今回は法人営業について、仕事内容やメリット・デメリットの他に、実体験も含めて解説してきます。
法人営業に転職を考えている場合、どのように転職活動を行えば良いのか全てまとめました。
法人営業の仕事内容
そもそも法人営業ってどんな仕事をするの?
最初は法人営業の仕事内容について話してくね
まず法人営業はどのようなことをするか解説していきます。
法人営業は具体的にどんな仕事なのか理解を深めましょう。
法人営業は何をするのか?
簡単に言うと、法人営業は「企業に商品を売る」ことが仕事です。
企業に商品を売るので、個人ではなく組織を動かす必要があります。
交渉する相手と決裁する人が違うことも多くあるのも特徴です。
話す相手と買うか決める人が違う場合もあるんだね
商品やサービスによって営業方法は異なりますが、個人に比べると購入までの流れが長くなります。
1、見込み顧客の収集
2、商談のアポ取り
3、プレゼン・ヒアリング
4、最終確認
5、アフターフォロー
法人営業は企業がお客さんなので、慎重に物事が進んでいきます
法人営業と個人営業との違い
次に法人営業と個人営業の違いについてまとめていきましょう。
この違いを見てみて、自分が法人営業と個人営業どちらが向いてるか判断するための参考にしてみてください。
わかりやすいように法人営業と個人営業の違いを表にしました。
個人営業 | 法人営業 |
---|---|
商談相手 →個人 | 商談相手 →組織 |
取引金額 →小さい | 取引金額 →大きい |
論理的思考 →顧客次第で必要 | 論理的思考 →必要 |
顧客の感情 →出やすい | 顧客の感情 →出にくい |
特に求めらるスキル →コミュニケーション | 特に求められるスキル →プレゼンテーション |
クレーム →強め | クレーム →優しい |
決断まで →短い | 決断まで →長い |
業界や商品によって変わってくる場合もありますが、基本的には上の表のような違いがあります。
個人営業の方は感情的なところが特に重要になって、法人営業は論理が重要になる傾向にあるよ
ひとりで考えるか、みんなで考えるかで違ってくるんだね
個人営業の方は心情的に、法人営業の方は理屈的に営業する必要がある傾向になりやすいです。
もちろん相手によって、法人営業でも個人色が強い人はいます。
また逆に、個人営業でも法人色の強い人はいるでしょう。
しかし、平均の参考値として表の違いは抑えといていいはずです。
法人営業の種類
それでは次に法人営業にはどのような種類があるのか見ていきましょう。
法人営業ってどんな種類があるの?
法人営業は大きく「2つの大分類」と「4つの営業スタイル」で分けることができるよ
法人営業の種類は、主に「2つの大分類」×「4つの営業スタイル」で分けることができます。
「2つの大分類」と「4つの営業スタイル」で大まかな働き方が決まるのです。
まずは2つの大分類について解説していきましょう。
2つの大分類(法人営業の種類)
法人営業の種類は大きく2つのパターンに分けられます。
それが「ルート営業」と「新規開拓営業」です。
A.ルート営業
B.新規開拓営業
まずルート営業からお話しましょう。
ルート営業では、既に取引のある顧客に商品を販売します。
既にある取引関係を保ちつつ、取引金額を更に増やしたり、新たな商品を買ってもらったりすることが基本的な仕事となります。
ルート営業は今持っている顧客との関係を広く深くしていくことが目的だよ
ルート営業いいね
信頼関係があるので営業活動がしやすい傾向にありますが、任される責任は大きくなりやすいです。
・工場を持つメーカーなどの営業
・アルバイトを派遣する会社の営業
・複数の大企業と取引のある通信会社の営業
対して、新規開拓営業は未だ取引のない企業に商品を販売します。
新しい取引先を増やすことが、新規開拓営業の基本的な仕事です。
新規開拓営業はルート営業よりも高いスキルを求められる傾向にあります。
新規開拓営業は新しいお客さんを増やさないといけないから、交渉力やプレゼンスキルもさらに必要になっていくよ
やっていて楽しいかもね
また新規開拓営業の場合、成果報酬を取り入れてる企業も少なくありません。
・OA機器などの販売会社の営業
・法人向け保険会社の営業
・人材会社の営業
このようにルート営業と新規開拓営業で分けることができます。
しかし、現在ではルート営業と新規開拓営業を両方行うハイブリッド型の営業も数多くあります。
求人を見る際は、ルート営業なのか、新規開拓営業なのか、それとも両方なのかを確認しておきましょう。
4つの営業スタイル(法人営業の種類)
次は営業スタイルについてだね
営業スタイルは主に4つあるよ
ルート営業か新規開拓営業に加えて、法人営業は営業スタイルでも種類を分けることができます。
今回は特に主要な4つの営業スタイルを紹介します。
A.訪問が主軸型
B.電話が主軸型
C.訪問と電話の両立型
D.来客が主軸型
営業活動は訪問が中心の企業もあれば、電話が中心の企業もあり、営業スタイルは企業それぞれです。
例えば、地域密着を重視した戦略を取っている企業は訪問が多くなります(A.訪問が主軸)
また、全国展開や広域に事業を広げている企業は電話が多くなる傾向があります(B.電話が主軸型)
例)会社の特徴 | 営業スタイル |
---|---|
地域密着を重視する企業 | 訪問の比率が多くなりやすい |
全国展開を目指す企業 | 電話の比率が多くなりやすい |
もちろん訪問と電話が半々くらいで営業活動を行う企業もいるでしょう(C.訪問と電話の両立型)
また、顧客自身が来店し、営業が商談するというスタイルもあります(D.来客が主軸)
法人営業のメリットとデメリット
法人営業の良いところだったり、悪いところも聞いてみたいな
法人営業のメリットとデメリットについても話してくね
それでは次に法人営業に就いた場合のメリットとデメリットについてまとめていきます。
これから紹介するメリットとデメリットは、あくまで個人的な主観でお話します。
人によってはメリットとデメリットが逆になる場合もあるでしょう。
メリット
まずはメリットから
まずは法人営業のメリットから見ていきましょう。
今回は特にわかりやすいメリットを3つ挙げました。
1.早く帰れる
2.休日が確保される
3.顧客と連絡が取りやすい
以上、代表的な3つをメリットを紹介しました。
もっと詳しく知りたい
それぞれのメリットについて、ここからもう少し詳しく解説していきます。
法人営業のメリット1.早く帰れる
1つ目の法人営業のメリットとして、早く帰れるということがあります。
商談相手は企業なので、夜に営業活動するということはありません。
顧客との打ち合わせなどは日中に詰め込まれるので、法人営業の夕方以降の仕事は業務処理くらいしかないのです。
しかし、相手が飲食系だったり、サービス業をターゲットにした営業だった場合は、帰宅も遅くなる可能性がありますので注意が必要でしょう。
法人営業のメリット2.休日が確保される
法人営業の2つ目のメリットとして休日が確保される点も挙げられます。
個人営業の場合、仕事内容によっては休日も社用携帯が鳴ったり、お客さん都合で休日出勤をすることもあります。
しかし法人営業の場合、顧客の会社自体が休みだったり、「土日祝日は休み」といった周知の事実があります。
法人営業の休日は完全にプライベートな時間を過ごすことができるのです。
法人営業のメリット2.顧客と連絡が取りやすい
法人営業のメリットとして最後に挙げるのは、顧客と連絡が取りやすいという点です。
個人と違って相手が会社で組織で動いているため、当然誰かしらが窓口となり顧客とコンタクトが取れます。
顧客の担当が不在の場合でも、電話窓口の方にいつなら繋がりやすいか聞けたり、顧客もチームで動いている際はどちらかには話せることも多いです。
そのため、連絡の取りやすさは個人よりは断然に良くなります。
デメリット
次は法人営業のデメリットについて
次に法人営業のデメリットを紹介します。
法人営業のデメリットも3つ挙げました。
1.ビジネスマナーが必須
2.本音が聞きづらい
3.顧客と関係を築くのに時間がかかる
以上が法人営業のデメリットになります。
これはどういうことだ?
デメリットについても、それぞれ簡単に解説していきましょう。
法人営業のデメリット1.ビジネスマナーが必須
まず一つ目がビジネスマナーが必須という点です。
仕事においてビジネスマナーはどんな仕事でも必要とされていますが、法人営業は特にビジネスマナーが重視されます。
法人営業では顧客が個人1人ではなく組織である以上、ビジネスマナーを気にする人と取引で絡むパターンも多くなります。
ビジネスマナーを知らない人と知っている人とで、絶対に差が出てしまうのが法人営業です。
法人営業のデメリット2.本音が聞きづらい
2つ目のデメリットが本音が聞きづらいという点です。
法人営業の場合、顧客担当者もその会社の顔として接してきます。
BtoB(法人と法人)の取引では、会社の顔として良くも悪くも失礼のないようにお互い立ち回ることが多いのです。
お互いに気遣いながら話を進めていくため、顧客自身の本音をなかなか言ってくれないことがあります。
法人営業のデメリット3.顧客と関係を築くのに時間がかかる
最後の法人営業のデメリットとして、顧客と関係を築くのに時間がかかるという点があります。
法人同士の取引の場合、「お互いに気遣う」+「多くの人の意見や考えも絡んでくる」といった環境になりやすいです。
そのため、会社同士といった観点で仲良くなるのにはどうしても個人営業よりも時間がかかります。
顧客は1人の人間ではなく、複数の人間がなる組織と考えた方が良いでしょう。
個人営業から法人営業に転職した実体験
ここからは実際に法人営業に転職した僕の実体験!
法人営業に転職してどんな変化があったの?
それではここから僕自身の法人営業に転職した実体験を紹介します。
僕の場合は個人営業から法人営業の転職でした。
法人営業に転職してどのように変わったかまとめると下の通りになります。
転職前 | 転職後 |
出社 8:00 |
出社 8:30 |
退社 22:00〜23:00 (遅い時は深夜2:40に終業) |
退社 17:30~18:00 (必ず18:00までには帰れる) |
休日 基本、水曜日のみ (たまに休日なし) |
休日 完全週休2日制 (土日・祝日休み) |
残業 120~140時間/月 残業代なし |
残業 0~10時間/月 残業代あり |
全体的まとめると、プライベートの時間が尋常じゃないほど増えました。
ちなみに、僕の場合は業界も変えたので仕事内容は大きく変わりましたが、転職して全然ついていけないということはないです。
営業職の場合は元々持っているスキルや知識よりも、いかにその会社の方針に合わせて営業活動するかが重要となります。
どんな人が法人営業に転職した方が良いと思う?
大きく2つあるからまとめるね
1、ライフワークバランスを重視したい人
2、仕事は感情よりも論理重視
個人的な意見として、法人営業に向いている人は上記2つが当てはまる人だと思っています。
後はやっぱり勤める会社や業界・商品によって向いているかどうかが違いますので、そこの判断が必要になっていくでしょう。
そういった転職活動のノウハウやテクニックについては当サイトでまとめているので活用してみてください。
法人営業志望におすすめの転職エージェントと転職サイト
最後に法人営業に転職を考えているなら、登録しておくべき転職エージェント3つと転職サイト1つを紹介します。
まず転職エージェントについては、登録しておくべきエージェントを全てまとめると下記3つとなります。
公式サイト:リクルートエージェント
公式サイト:DODA
公式サイト:マイナビエージェント
もし上記3つの転職エージェントの登録が済んでない場合は、必ず登録しておいた方が良いでしょう。
マイナビエージェントは20代に特化しているため、30代の場合はJAC Recruitmentに登録しましょう。
実際に僕もリクルートエージェント、DODA、マイナビエージェントは使っていました。
そして営業職を希望の場合は、もう1つ転職サイトに登録しましょう。
公式サイト:いい求人net
いい求人netは営業職に特化した転職サイトとなります。
無料で使うことができますし、情報として持っといて損はないでしょう。
以上、法人営業の転職についてまとめました。
転職活動は大変ですが、ぜひ成功する方法で転職活動をしてもらえればと思います。
当サイトにも役立つテクニックやコツが載ってますので、活用してもらえると嬉しいです。